末盛クリニックの特色

自由診療予約制で、ゆとりのある診療。
漢方、針灸、Bスポット治療、生理学、西洋医学を総合した診療です。
発病と自然環境、住居、生活との関連を重視し、治療と予防の効果を高めます。

漢方

​漢方を始めてから50年以上たちました。昭和41年に学生会員として日本東洋医学会に入会した時は、会員数300人以下、東海4県で私の他はお年寄りの3先生だけでした。今は会員数約9000人、全国の医学部80校すべてで漢方の講義がされるようになりました。昭和51年から漢方のエキス剤が健康保険に採用され、より身近になりました。医師の仲間と共同で運営していました上前津のクリニックでも保険を採用しました。自由診療だった頃と一番変わった事は、診療を始めるとカルテが20枚くらい、ずらっと机の上に並ぶようになったことです。

充分に話を聞くことよりも、次の患者さんが気になるようになったのです。処方も、漢方では病名ではなく患者さんの全体像の特徴をとらえ○○湯証と診断します。一般的には複数の生薬でできています。葛根湯の場合、生薬7種類からなり、各生薬の標準的な量がきまっています。しかし基本的には、各生薬の量は、患者さんごとに決めることが原則です。既製品のスーツと注文して作ったスーツの違いです。エキスは既製品であり、研究には長所となりますが、個々の人に合わせるという点では欠点となります。エキス剤の処方数は100種類以上と増えましたが、私にとっては有限と無限の差で、証診断は早くなりましたが診療の意欲が低下しました。

エキス剤は、乾燥の過程で揮発成分が失われやすい、この患者さんには合わないと思った成分を抜くことができないなどの欠点があります。

独立して,開院するにあたっては、自由診療を選択しました。

漢方の優れた点は、発熱疾患に対する治療です。

​発熱は免疫力を高め細菌やウイルスを排除するための反応です。

漢方ではできるだけ早く発熱を察知し、できるだけ早く体温が上がるようにします。発熱の兆候は脈が浮くことで判断します。脈が浮くのは、脈拍数が増えることが原因です。心臓の脈拍数を調節するペースメーカーの温度が上がると脈搏数があがります。体温計がない時代に体の深部の温度の変化をいち早く察知していたということです。

​漢方は、発熱疾患にたいする繊細な治療が特色です。

葛根湯を使う目標(葛根湯証)は、「脈が浮いて、うなじや背中が凝って、汗は出ていなくて、軽い寒気(風を嫌がる)がある患者さんを治す。」と指示されています。発熱の徴候(脈浮)、産熱をふやす寒気、凝り、放熱をふやす汗が取り上げられており、体温調節の在り方に基づいて処方が決められていることが分かります。38℃以上になったら解熱剤を使うというような西洋医学と比べると、その際立った優秀さがわかります。

治療の目的は体温を上げるのを助け、早く体が設定した温度まで達し、かすかに汗が出る状態(微似汗)にすることです。額だけではなく足先まで温まり、かすかに汗が出ることが必要です。汗のかきすぎは体力を消耗し、身体を冷やすので避けなければいけません。

葛根湯は

・葛根(葛の根 肩背のこりをとる。)8g

・麻黄(麻黄の地上部 産熱量を増やし、発汗作用がある。)

・生姜 (ショウガの生の根 健胃作用がある。)

・大棗(なつめの果実。強壮作用がある。)  各4g 

・桂枝(クスノキ科植物の枝) 

・芍薬(シャクヤクの根 筋肉の緊張を調節する、この量では緊張を高める。) 各3g

・甘草(甘く味を調える、ホルモン用作用があり、尿からの水分の再吸収をふやす)2g

からなる漢方薬です。

風邪薬としては一般的で、服用される機会も多い。しかし服用する際には葛根湯の証にあっていることを確認する必要がある。そうしないと効かないどころか、病状を悪化させることがある。

先日テレビで、「葛根湯は風邪には効かない。」といわれていましたが、「正しく使わないと」という前提が欠落していると思います。

漢方は発熱疾患とくに、疲労を伴った微熱には効果を発揮します。

はりも,風邪、鼻や咽に関係するツボや足の血行をよくするツボを組み合わせて、かすかに汗が出る状態まで刺しっぱなしに(置針)すると、風邪にはよくききます。

鍼灸

針は一般的には痛いと恐れられますが、痛くなくする技術が確立されています。針管と言う管で針を刺す周囲を圧迫して痛みを感じなくできます。しかしあらかじめ刺す位置の痛覚の過敏度を測っていませんので過敏度によって針をたたく強さを加減したり、避けたりしなければいけません。それには熟練と集中力が必要です。

効果は多様です。中でも筋肉のこりに対する効果は絶大です。腰痛や肩こりに対する効果は明らかですが、そのほかにも筋肉のこりが原因の自律神経反射で内臓の異常がおこることがあります。逆流性食堂炎は胃酸をおさえたり,上体を高くして寝たりする対応がされます。逆流性食堂炎は私の臨床経験では背中の筋肉のこりが原因で体性内臓反射がおこり、胃の入り口の噴門のしまりが悪くなった状態だと思います。針がよく効きます。

Bスポット治療

故東京医科歯科大学名誉教授堀口申作先生が考案された方法です。鼻とのどの間で上あごの上側に炎症の起きやすい場所があります。ここに1%塩化亜鉛液を塗り炎症を治します。そうすると頭痛、自律神経失調症、アレルギー性疾患など様々な病気に効果があります。

この部位が代表的な部位ですが、他にも炎症の起きやす部位があります。当クリニックでは、左右合わせて8か所に塗ります。症状によって他に4か所追加することもあります。

一般的なBスポット治療は、効果は絶大ですが、苦痛も強く、治療を中断されることも多くなります。
私の考案した、天然塩の生理的食塩水によるBスポット治療は、苦痛が少なく、効果も想像以上にあります。
炎症がかなり改善した後、本来の塩化亜鉛液に変更すると、ちょっとしみる程度で苦痛がありません。

​末盛クリニックの外観です。ビルの2階左半分です。右後ろの塔は旧昭和塾堂です。

待合室です。

問診表や風邪をひきやすい生活環境などの記i入は、ここでやっていただきます。.

​調剤室です。漢方薬は生薬が主ですが、エキス剤も処方します。

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