末盛クリニック
〒464-0821 名古屋市千種区末盛通3-6和田眼科ビル2階
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本の紹介
鼻うがいとは?
iふつう鼻うがいと言うと、コップに水をいれ、それを鼻の穴からそそぎいれる方法がとられます。入れること自体が難しく、コツがいります。痛いですし、行先のコントロールが効きません。
本書での鼻うがいは、使い捨てのプラスチック製の注射器(10ml)を使い、温度が体温に近く、濃度も生理的食塩水に近いので、苦痛がありません。行先もコントロールできます。
Bスポット治療が色々な病気に効果がある事を経験し、自宅で同じようなことができるように考えたのが、私の鼻うがいです。
私は昭和43年に医学部を卒業しました。その頃は花粉症も、アトピー性皮膚炎ほとんど見られませんでした。この頃大衆車が発売されました。大気汚染と花粉の両方に対処する方法として、鼻うがいは有効ですし、Bスポット治療の効く炎症にも効果があります。
患者さんが鼻うがいを始められて、1週間もすると、鼻の粘膜の色が見違えるようにきれいになります。一生顔を洗っていない人が、初めて顔を洗ったら見違えるようにきれいになるのは当然でしょうと説明します。
花粉症の場合
朝鼻うがいをすると、一日花粉症の症状が軽くすみますと言われる患者さんがみえます。
花粉症の始まる時期より前にBスポット治療を始め、鼻うがいを併用すると、花粉症の西洋薬を服用せずにすむという患者さんもみえます。
一番良い方法は炎症を治すのに一番適した時期に始めることだと思います。
梅雨が明けてから、涼しくなるまでの2か月くらいが温度変化がすくなく、湿度も高く一番適していると思います。この間に、Bスポット治療と鼻うがいを併用することが主要な治療法です。
過労など漢方薬が適応する病状の人は漢方薬を併用すると効果が的確になります。
肩や首が凝るなどの症状を伴う時は針治療を併用すると早く効果がでます。